榛原だより・・・宇陀市観光案内マップ(下)

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今回も前回に引き続いて榛原駅前宇陀市観光案内マップより。

ちなみに神武天皇の多々愛はまだまだ続く。そんな折に兵士たちが飢え、疲れ苦しんだ際に一同の士気を高めるために歌った歌が・・・一番上の

たたなめて 伊那佐の山の 木の間ゆも い行き守らひ 戦へば 我はや飢ゑぬ しまつ鳥 鵜飼が徒とも 今助すけ来ね

である。

コメント

  1. 薄氷堂 より:

    「宇陀の高城に……」は全体に不思議な歌で、第一日本語がよくわかりませんので(笑)、まるで判じ物ですね。しかしもっとも驚いたのは「鯨」が登場することです。

     鴫を狙ったら鯨が獲れたというのは、たぶん期待以上の戦果があったことをいうのかと想像しますが(?)、神武天皇さんも鯨の刺身を召し上がったことがあるんでしょうか? いろいろと想像が膨らみますね。

  2. 三友亭主人 より:

    薄氷堂さんへ

    クジラはねえ・・・ちょいとわかんないですね。
    手元の注釈書を見ると、「鷹」を古語で「鷹(くじ)ら」と言ったって書いてありますが、これは注者が、こういう説もあるといっただけで、注者自身もすっきりしないと言っています(古典大系)。だいたいにして「鷹」が祝勝会のごちそうってのはどうも落ち着きを感じません。
    これは宴会なのだからついつい大言壮語も出そうなもの。なにせ大物(強敵)を仕留めた後ですからね。その強敵を
    仕留めた大物をくじらになぞらえたものかもしれません。そしてその突拍子のないたとえに一座は爆笑ってな感じでしょうか(古典集成)。

    >神武天皇さんも鯨の刺身を
    そういえば最近トンとお目にかかっていないなあ。