このブログを今の住所に変えたのがいつだったかなと思い、この場所での最初の記事の日付を確かめてみた。
前の住所においてある記事を見る限りではその年の4月にはこの住所で書き始めたことになる。
このころ私は「行ったことのあるところ」と称して、私に人生においてこれまで実際に行ったことがある場所の思い出を振り返っていた。そしてその「行ったことのあるところ」は岩手県についての思い出を書き始めたところで途切れ、新しい住所では茨城県で始まっている。岩手は結構気を入れて書いたような記憶があるので1回や2回では書き終わってはいないはずだ。そんでもって、次は栃木県。ここは確かに書いたのか…と問われると自信はあまりないのだが、那須の殺生石やら日光のことを思い出した記憶があるから、多分書いたのだと思う。そんでもって茨城県である。
ここまで書いたところで「行ったことのあるところ」は、以降書いていない。そろそろその続きをと思い始めているところであるが、となると次は東京。なんと行っても我が国の首都である。好むと好まざるに関わらず訪問する回数は多くなるし、その目的も一括にすることはできない。簡単に終わりそうもない。面倒くさそうそうだなあ…というのが実感。
そういえば北から順番という建前でやってきた、この「行ったことのあるところ」ではあるが、実は我が国の最北である北海道については書いていない。北海道に行ったことがないのかというとそんなことはない…なんて書いてきて、あれ、本当に北海道については書いていないのかなんて疑問に思って、以前に書いたものを見返していたら…
当てにならぬは我が記憶である。
そしてその冒頭に近い部分にこう書いてある。
順序を定めずに思いつくまま書いていったら、回を重ねるうちにどこを書いて、どこを書いていないかわからなくなってしまうのではないか。万葉集癖読がそのいい例である。思いつくまま好きな歌について書き連ねていたら、何を書いて、何を書いていないかわからなくなり、一つの記事をある程度書き進めた後、「あれ、これはもう書いたんじゃないか。」ってことに気づき、調べてみるとその通りで、それまでの時間を無駄にしてしまうことがしばしばあったじゃないか・・・
我ながら自分のことをよく見据えているなと思える一文である(笑)。順番を変えてしまうと、この様な面倒が後からやってくる。現に今回だって北海道について書いたことをすっかり忘れて、岩手から書いていたと思いこんでいた。
順番は崩してはならぬ…
てなことで、近々「行ったことのあるところ」を再開する誰も待っていたとは思わないが。別に中断していたわけではないが…
まずは東京である。